Abstract
日々の社会活動量を測るために筆者らが研究開発している「顔数計(かおすうけい)」を紹介する.顔数計は,歩数計の類推から発想されたシステムで,胸に装着したカメラに映り込んだ対面者の顔の数を数えることで,一定時間内の社会活動量を計量するものである.本稿では,このような単純な仕組みで,社会的な場に参加している個々人の参与の深さを測ることが可能であることを示す.そして,筆者らが提案する顔数計と市販の身体活動計を併せて利用することで,日々のさまざまな活動における身体的・社会的な満足や疲労を多角的に理解することの可能性を議論する.
Artifacts
Information
Book title
カレントテラピー
Volume
42
Pages
648-653
Date of issue
2024/08/01
Date of presentation
2024/08/01
Citation
角 康之. 顔数計:一人称ライフログ映像 からの社会活動計測 ―社会的場における個や組織のウェルビーイングに向けて―, カレントテラピー, Vol.42, No.8, pp.648-653, 2024.